結論から言うと、税法上の耐用年数は、コンテナを「器具及び備品」として扱うか「建物」として扱うかで変わります。器具及び備品の「容器」として扱う場合、長さ6m以上の大型コンテナーは7年、それ以外の金属製のものは3年です。建築物として据えて使う場合は、建物の「金属造」の区分で判断されることがあります。一方、実際に使える年数は税法上の年数とは別で、置く環境と手入れで大きく変わります。会計上の扱いは税理士に、日々の使い方は点検の習慣で備えましょう。
税法上の耐用年数(減価償却の年数)
減価償却の年数は「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」の別表で決まっています(e-Gov法令検索の耐用年数省令)。コンテナに関係しそうな区分は次のとおりです。
| 扱い | 区分 | 耐用年数 |
|---|---|---|
| 器具及び備品(容器) | 大型コンテナー(長さ6m以上) | 7年 |
| 器具及び備品(容器) | その他のコンテナー(金属製) | 3年 |
| 建物(金属造・倉庫用など) | 骨格材の肉厚が4mmを超える | 31年 |
| 建物(金属造・倉庫用など) | 骨格材の肉厚が3mmを超え4mm以下 | 24年 |
| 建物(金属造・倉庫用など) | 骨格材の肉厚が3mm以下 | 17年 |
20フィート(長さ約6.06m)と40フィートは「長さ6m以上」にあたり、10フィートや12フィートはあたりません。建物として扱うかどうか、どの区分を使うかは、使い方や置き方によって判断が分かれます。購入前に顧問の税理士へ、サイズ・置き方・使い方を伝えて確認してください。
建築基準法で建築物にあたるかどうかや、固定資産税で家屋になるかどうかも、それぞれ別に判断されます。詳しくはコンテナに建築確認は必要?とコンテナ倉庫に固定資産税はかかる?をご覧ください。
実際に何年使える?寿命を左右するもの
コンテナは本来、海や鉄道で荷物を運ぶために作られた丈夫な鋼製の箱です。ただし、設置して使う年数は、税法上の耐用年数とは関係なく、次のような条件で大きく変わります。
- 置く場所の環境:海の近くや湿気の多い場所はサビが進みやすい
- 屋根の状態:へこみに雨水がたまると、そこからサビが進みやすい
- 地面との距離:地面に直接置くと、床下や下部の枠が湿気を受けやすい
- 扉のパッキン:傷むと雨水や湿気が入りやすくなる
- 加工の仕上げ:開口部の切り口や溶接部の防錆処理
中古コンテナは、それまでの使われ方で状態が一台ごとに違います。購入前に、屋根・外板・床・扉の状態と、補修や塗装の内容を確認しておきましょう。
長く使うための点検のポイント
| 点検する場所 | 見るポイント | こんなときは早めに対処 |
|---|---|---|
| 屋根 | へこみ、水たまり、塗装のはがれ | 水がたまる、サビが広がっている |
| 外板・角 | サビ、穴、塗装のはがれ | 赤サビがふくらんでいる、穴がある |
| 扉・パッキン | 開け閉めの重さ、パッキンの切れ | 雨の後に扉の周りが濡れている |
| 床 | へこみ、きしみ、湿り | 踏むとたわむ、においがする |
| 置き方 | 水平、地面との間のすき間 | 傾いている、下に水がたまる |
点検の目安は、季節の変わり目や台風・大雪の後です。小さなサビのうちに落として塗り直すと、広がるのを防ぎやすくなります。湿気が気になる場合は、暑さ・結露の対策も参考にしてください。
よくある質問
中古コンテナは新しいものより早く傷む?
一台ごとの状態によります。点検・補修や塗装をした中古品もあれば、現状のまま販売される中古品もあります。状態の違いを確認して選ぶことが大切です。
塗装し直すことはできる?
コンテナは塗り直しができます。武蔵野コンテナでは、商品のサビ止めや塗装などの加工をご相談いただけます。今お使いのコンテナの塗り直しについても、状態が分かる写真を添えて見積りフォームからご相談ください。